ウイルス「W95/spaces.1445」の対処方法 (2003/01/26) ◆「W95/spaces.1445」とは ・Windows95/98に感染するウイルスです(Windows NT/2000/XP/Meには影響を与えないとのことです)。 ・常駐してEXEファイルに感染します。 ・スパイウエア検出ソフト「ad-aware 5.83」やバージョンの古いアンチウイルスソフト「Norton AntiVirus Version 2.0」では検出できませんでした。 ◆感染した場合の対処方法 少し手間がかかりますが、以下の方法でファイルの損失を防ぎつつ、HDDからウイルスを除去することができます。 まず、 ・HDD(ハードディスクドライブ)にウイルスが感染していないPC(パソコン) ・アンチウイルスソフト を用意してください。 アンチウイルスの種類は感染したファイルを削除してしまうものではなく、修復する機能のあるものを選びます。今回は、「spaces.1445」で検索すると最初にヒットする「Protector Plus」というツールを使用しました。「Protector Plus」はWEB上で無償配布されています。ファイルはEXE形式で圧縮されていますので、感染していないPC上でダウンロードを行ってください。感染したPCからダウンロードするとさらに感染してしまいますので、注意してください。 (1)PCの電源を切り、ウイルスの感染しているHDDを外します。 (2)HDDのディップスイッチを変更してセカンダリ(2台目のHDD)に設定します。 (3)HDDを「感染していないPC」に接続します。PCを起動してHDDをDドライブとしてマウントします。この時点で、感染したHDDをCドライブとしてマウントさせてしまったり、感染しているEXEファイルを実行してしまうと、感染が広がってしまいますので、くれぐれも実行しないよう注意してください。 (4)アンチウイルスソフトを使って「スキャン(scan)」と「修復(disinfect)」を行います。「Protector Plus」の場合、「Regist later」ボタンを押す必要があります。 (5)これでウイルスが除去が完了ですが、修復のさいにHDDのブート領域が消え、起動用HDDでなくなってしまうようです。そこで「マイコンピュータ−Dドライブ−フォーマット」を選択します。そして、「起動専用」のラジオボタンを選択してシステムを書き込みます(システムを書き込むだけで、ファイルは消えません)。間違って「クイックフォーマット」や「通常のフォーマット」を選択すると、ファイルが全て消えてしまいますので、絶対にしないでください。 (6)PCの電源を切り、HDDを外します。そして、設定をプライマリに戻して、元のPCに接続します。 ◆今後のサイト運営にあたって 今回のような不手際を繰り返さないよう、以下の方法で、管理体制を強化していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。 ・実行形式ファイルを配布するさいには、ウイルススキャンソフトによる検査を義務付けます。 ・ウイルススキャンソフトはなるべく信頼性の高いものを使用します。 ・使用したウイルススキャンソフトの名前をWEBページに明記します。 WonderWitch.Com運営委員会